絵本を作るってタイヘン!
2023.09.4
こんにちは、えほん子です!
みなさんは絵本を作るって考えた時、
簡単だと思いますか?
大変だと思いますか?
答えは『大変』なんですけど、そう思われていない事も多々あるようです!
例えば「絵を描く」としたら?
写真みたいに描けない、塗るのが難しそう、
どう描いていいかわからない、なんて事を思いますよね。
版画や彫刻ならさらに悩んでしまうかもしれません。
じゃあ「楽器を弾く」としたら?
うまく吹けるかわからない、楽譜が読めない、弦が難しい、
指がついていかない、そんな事になりますよね。
それでは「絵本を描く」としたら?
絵本の絵なら描けそう、文章は少ないから書ける気がする、
書きたいお話のイメージはもうある、簡単でいいんでしよ?
というように、何故か絵本は比較的「作れそう」と思われているんです。
わたしもそう思っていました。
でも実際に絵本を作り始めると、想像以上に難しいという事に
みんな気がつくんです!
ながおさん曰く、「絵本作りあるある」だそうです。笑
ながおさんの思う、絵や音楽と最も違う所は
『伝える相手の存在』があるかないかだそうです。
「絵画や彫刻などは作者の意識が10割。
相手に意図するものが伝わっても伝わらなくても
別にどっちでもいいんだ。
これがおれの作品だ!で成り立つからね」
「音楽は曲を弾くので、うまく弾けなくても伝えたい曲は伝わるし、
うまく弾けなかったとしてもそれはそれで成り立つ。
次はもっと上手くなろう!ってなるから」
「でも絵本は相手に伝わらないと成り立たないんだよ。
読んだ後に「で?何が言いたいの?」ってなる。
伝わらない絵本は絵本じゃないから、
どんなに一生懸命描いても意味がないんだ。
料理と似てて、一生懸命作っても美味しくなかったらダメでしょ?」
確かに!
そう言われると確かにそうですね!
絵本は子どもにも伝わらないといけないし、
子どもにはまだ早い、って訳にはいきませんよね!
読んだ人が誰であろうと伝わらなくてはいけないのが絵本で、
だからこそそこが一番難しい!
絵本は特殊っていうのはきっとその辺なんですね。
絵本を作るからには伝わらなくてはいけない。
ながおさんは教室でそれを伝えているんですね。
いやー絵本を作るって大変ですね!
でもそんなに大変なら生徒さん辞めちゃうんじゃないですか?
「でも完成の喜びはそれを上回るんだよね」
なるほど!!
ながおさん、流石です!
絵本って奥深いんですねー
みなさんも絵本作ってみませんか?
えほん子でした!